3番目の娘が今年の春から中学生になり、お弁当が要るようになって、ついでだからと私の分まで細君がお弁当を作ってくれて、朝、家を出る前に渡された。私はリュックを背負って通勤しているのであるが、そのリュックがいつもよりズシリと重たくなった。その愛妻弁当を、お昼になったので、営業車を外環状線の路側帯に停め、いただくことにした。
包みを開けると、6年前に今の会社に入ってから使っていた懐かしい弁当箱が姿を現した。何か昔の友達に久し振りに合ったような感覚だった。その頃は2番目の娘が中学2年だったので、約1年半ほど弁当を持たされていたことを思い出した。
上下2段に分かれていて、上段はおかず、下段はごはんになっていて、おかずのふたのところにお箸が収納してあった。「そうそう、これだ、懐かしいなあ」と独り言をつぶやいていた。
おかずは玉子焼き3切れ
焼き鮭2切れ
ブロッコリーの炒め物
ウインナの炒め物
ハッシュドポテトが2切れ
豚肉とほうれん草の炒め物
ごはんの上には「
京都かじの」の朱雀昆布
お米はササニシキ
デザートはぶどう(ピオーネ?)。
ご馳走様でした。ごはんは多すぎたのでかなり残した。
いつもだったら、お昼はどこで食べようとか、駐車場は空いているだろうかとか、余計な事までいろいろと考えなくてはならないが、お弁当の場合は楽である。
何も考えなくて良い。そしてふたを開けるまで何が入っているか、何を食わしてくれるのかが楽しみである。
お弁当の良いところは、経費が安くて済む。今まで5年間、ずっとお昼の外食は私の小遣いで出してきた。それがゼロで済むのである。栄養のバランスが取れているし、何より愛情がこもっている。(はず)
家に帰ったら、真っ先に細君に「お弁当美味しかったよ、ありがとう!」と、勇気を出して言ってみようか、な?