]
T'Sエリアというポイントで、マンジュウイシモチをマクロレンズを使ってバッチリ撮れた嬉しさが手伝い、一人で来ていた千葉の青柳さんという独身男性をボートの中で今夜の飲み会に誘った。
今回は残念ながら、愛人とは無縁のダイビングとなった。
で、私たち3人はイルマーレウナリザキに来てもらった送迎車に乗り込み、5分のところにある、住吉集落にあるホテル「ティンタカーラ」に併設されたダイニングバー「琉球酒菜くくるくみ」にやって来た。
お店はホテルの1階にあり、私たちは一番乗りであった。なかなかオサレな、むくつけきおっさん3人には全然向いていない雰囲気の空間がそこに広がっていた。
くくるくみでは、漁師さんから直接仕入れる新鮮な島魚を刺身、沖縄風の煮魚、から揚げなどで楽しむことができる。
また、八重山の郷土料理を中心に、西表の素材を使った創作料理もいただけるというので、伺ったわけである。
さあ、いつもの宴会の始まり始まり~。
まずは、オリオン生ビール600円で、カンパーイ!ガチガチガチ、グビグビグビ、プッハー、
う、うまあーい!
「明日は帰りなのでしっかり飲めますなあ」
「初めまして、千葉の青柳です。今回はよろしくお願いします」
「京都のHです、よろしこ」
お通しが運ばれて来た。
「アーサーのカラシ揚げです」と、このお店の柴田理恵似の女性店員から説明が入る。
「千葉で思い出してんけど、千葉のH岡さんはすごい飲みっぷりやったなあ、女なのに」とHさん。
「わしがビール1杯飲んでるうちに、H岡さんは3杯くらい飲んでたもんね」
「そんなすごい女性が千葉にいるんですね」と、青柳さんが笑った。
私が発注した、刺身西表島マグロ650円。付き合せは長命草パパイヤ。
ワサビ醤油でいただきまーす。脂が乗って、
めっちゃ、う、うまあーい!
お通しのアーサーのカラシ揚げは生まれて初めていただく。美味しいのか不味いのかよくわからないお味。
「で、青柳さんはいつもどこで潜ってるんですか?」Hさんが訊いた。
「外国ばかりで、日本はここが初めてなんですよ。てか、まだ50本くらいなんですけど」
「ヒロエちゃんちゅー娘も、そんな感じやったなあ」と、一気にビールを飲み干す私。
Hさん発注の石垣島牛ギョーザ500円。
くくるくみの特製ダレでいただきまーす。
やや小ぶりのギョーザだが、
う、うまあーい!
「ううむ、これが石垣牛の味なんか?」と、ビールのお代わりを受け取る私。
「お仕事は何したはるのん?」青柳さんに訊くHさん。
「電気屋さんなんです」
「東芝とかパナソニックとか?」
「いえいえ、家が電気屋やってるんです。それで大阪とかにも修行に行ったことがあるんです」
初めて会った人なのに、話が盛り上がる3人。
窓の外には神田川、もとい、バナナの木が茂っている。
青柳さんが発注した、アバサー(ハリセンボン)の唐揚げ300円。
「これ、どうやって食べたら良いんでしょうか?」と、お店の人を呼ぶ青柳さん。
こちらはHさん発注の、イカとゴーヤーのガーリックソテー750円。
青柳さんはビールからパッション400円にチェンジ。
「千葉の与倉ってとこに、青柳食品ちゅう会社があるけど、親戚?」
「いや、関係ないっすね」と、手を左右に振る青柳さん。
Hさんもビールからパインサワー650円にチェンジ。
私はオリオン専門でグビグビいく。
Hさん、パインサワーからマンゴジュース400円に。
9時からショップのクラブハウスでログ付があるので、早々のお開きとなった。
御馳走様でした。3人で1万円ポッキリというお会計。まっ、こんなもんか。
住所 沖縄県八重山郡竹富町上原10-647 電話 0980-85-6017
営業時間 18:00~22:00 不定休 P有
地図