「王道居酒屋のりを」を3時間で追い出された居酒屋難民の5人は、同じビルの1階にある「満天」へやって来た。
「難民5名、確保できますか?」
「ちょっと見てきます」と、お店のかわいこちゃんが奥に入って、「OKです、どうぞ」と我々はお店の一番奥のテーブル席に案内された。
こちらがお店に入る前にかわいこちゃんに撮ってもらった写真である。
満天のメニューである。
「幸運の七福神・くじ付きおしぼり」で見事生ビール無料券を射止めた鶴ちゃん。
和ちゃんが純米吟醸酒を発注。先ほどのかわいこちゃんが注ぎに来る。
和ちゃんの雨後の月480円。広島県は相原酒造の地元米・八反錦で仕込まれたお酒。
いただいてみると、シャープなお酒ではなく、弾力のある味わい。骨格のある酸が特徴。
甘辛・辛口のスペック純米酒。
こちらは鶴ちゃん発注の、醸し人九平次(かもしびとくへいじ)580円。
純米大吟醸山田錦。愛知県名古屋市で平成9年に生まれた萬乗酒造のお酒。
一口いただいてみると、上品で芳醇な香りが心地よく、透明感がありながらお米の旨みと甘みと酸味がバランスよくお口の中に上品に広がる。
いくらと大根おろしのお通し250円。こいつはお酒の通が喜ぶお通しである。
M本さんは焼酎・二階堂350円。誰もが知ってる二階堂酒造の焼酎。
大分県速見郡に本社がある麦焼酎を中心とした大分麦焼酎の代表的メーカー。
池D君発注のチューハイグレープフルーツ350円。
私の発注した、豪快熱燗390円。京都伏見の宝酒造の酒、松竹梅の辛口タイプ。
凛としてすっきりしたのどごしが特徴。特に燗を付けた時に燗映えする清酒である。
和ちゃんにお酌してもらう。
豪快はやはり素敵な女性にお酌してもらうと、そのお味が一段と引き立つものである。
お疲れサマーズ大竹、カンパーイ、ガチガチガチガチガチ、グビグビグビグビグビ、プッハー、
う、うまあーい!
「まさかこんなに早く純米酒がいただけるなんて、うう、洋子ちゃーん!」と鶴ちゃんが叫ぶ。
「雨後の月はなんかめっちゃ回りそう。気を付けないと」自重する和ちゃん。
誰が発注したのか、3品もお酒のアテが来た。
もずくとろろ280円と
ホタルイカ沖漬け280円と
つぶ貝380円。
つぶ貝をいただく。
「なんじゃ、こりゃ。生臭ーい。わしはこれあかんわ」顔を歪める私。
「美味しいけどね。ちゅらおっさん、お魚苦手なん?」和ちゃんが笑う。
「食べれるのと食べられへんのがある。要するにお子ちゃまやねん」頭をポリポリかく私。
ホタルイカ沖漬けをいただく。
富山県で獲れた新鮮なホタルイカを醤油とみりんで漬け込んだ、コクと旨みのある塩辛。
う、うまあーい!
串カツを発注。豚バラ50円、玉ねぎ120円、アスパラ140円。
食べ放題のキャベツと
「二度漬けお断り」のソースが付く。
豚バラの串カツをソースに浸し
「二度漬けはあかんのやでー」と月亭可朝のように言い
いただく、
う、うまあーい!
「わあ、この50円は価値アリまっせ!」と、豪快を豪快にお口に流し込む私。
池D君発注のフグの唐揚げ380円。
和ちゃん発注のサザエ壷焼き1ケ280円。
焼きたて熱々でなかなか身が取り出せません。私や和ちゃんが必死で奮闘。
玉ねぎの串カツをソースに浸して
いただく。
う、うまあーい!
生まれて初めてフグの唐揚げを食す。
「うーん、淡白なお味やね。美味しいとは全然思わんわ」
和ちゃんが「もう眠たくなってきた、あかんわ」を繰り返す。
10時10分、「さて、お開きにしますか。まだ飲めるけどキリがないからね」
「そうしましょう、帰りましょう」
お店を出るとまたかわいこちゃんが、「集合写真撮りましょうね、ハイチーズ、パチリ」
いったい誰が酔ってて、誰がまだまだ大丈夫でしょうか、当ててください!!
住所 大阪市福島区福島5-8-14 吉紹ビル1F 電話 06-6455-2661
営業時間 9:00~23:00 年中無休 P無
地図
以前の記事