ピーカンの天気の中、3本潜り終え、軽い疲れを感じセントラルホテルに戻ってきた。
ホテルの1階にある「ユイマール」という食堂で、ログを2日分つけ終わった私とS藤さん、M山さんの3人はまたまた夕方5時に西里通りを繰り出すのであった。
西里通りを夕方歩くと、硫黄のような温泉の臭い匂いが鼻腔をつく。
「横綱・大鵬の出身地もこんな匂いがしてたけど、弟子屈町にあるあれって何温泉やったけ?」M山さんに尋ねる。
「ああ、川湯温泉ですね、それ」
「20年くらい前に、お昼に川湯温泉に着いたんやけど、あんな大きい温泉街に食堂ってないんやね。相当探しまくって、やっと1軒のそば屋を見つけたんや」
「あのへんて、なーんもないもんね」
阿寒湖国立公園の話題が出ると止まらなくなる私であるが、2分で今夜の宴会場「海鮮居酒屋・だんらん」に到着した。
さあ、今夜も楽しくやりましょう。お疲れサマーズ大竹、カンパーイ、ガチガチガチ、グビグビグビ,プッハー、
う、うまあーい!
私たちは、発泡酒、泡盛、ソフトドリンク、カクテル、3時間飲み放題1人1300円をチョイスしたのだった。
「麒麟淡麗生の発泡酒も生ビールも、いっぱい潜ったあとに飲むと、そんなに変りがありませんなあ」グビッと飲み干す私。
「ほんとほんと、ちょっと酔えばみんな同じって感じ」北のウォール街と呼ばれる小樽出身の紅一点のM山さんが私に賛同した。
「小樽築港、朝里、銭函と函館本線の駅があり、銭函の駅前に美味しいラーメン店があると調べて入ったら、なんとまずかったんやわ」
「まあ、ラーメン店って、そんなこともあるっしょ」
「ところが石狩のちょっと北の田舎にある、厚田郡厚田村の軽食店で食べたラーメンの美味かったこと。いまだに忘れられへんわ」
「へえー、いっぱいいろんなとこ行ってますねえ」
豚シャブサラダ620円はM山さんの発注。
フーチャンプルー600円は私。
イカゲソの唐揚げ570円はS藤さん。
飲み放題だからジャンジャン矢継ぎ早に麒麟淡麗生を発注する私とM山さん。
イカゲソ、
めっちゃ、う、うまあーい!
豚シャブサラダも、
ぐっさ、う、うまあーい!
「北海道に行くと、びっくりするのは食べ物の美味しいことやな。
根室プリンスホテルの夕食にさんまの焼いたんが出てん。今まで食べたさんまの中でそれは1番美味しかった。
それと、道東旅行で羅臼からウトロに抜ける途中、昼食をとるため入ったまるみ食堂。
国後国道沿いの海に面した食堂で1500円のまるみ定食を頼んでん。毛蟹やタラバ、魚介類の新鮮で美味しいこと美味しいこと。大阪では2万円出しても、食べられへんわ」
20年も前のことが昨日のことのように、走馬灯の如く出てくる出てくる。
「記憶力、いいですね、すごい!」感心するM山さん。
このあとの写真もなんもかも全部どこかに飛んでいってしまったのです、残念!