カテゴリ
全体
酒 宮古島 ブログ 日本語 ダイビング 石垣島 竹富島 沖縄本島 泡盛 グルメ サイパン 西表島 沖縄民謡 入院 沖縄の本 古寺巡礼 読書 落語 隣町散策 居酒屋 日本の祭り カレー 中華料理 うどん ラーメン そば 旅行 お弁当 寿司 お昼ご飯 パスタ 牛丼 ハンバーガー たこやき 神社を訊ねて 私の手料理 運動会 レトルトカレー 焼肉 未分類 以前の記事
2012年 05月
2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 最新のコメント
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
おすすめキーワード(PR)
ブログパーツ
ファン
|
清らかな猪名川の流れと、美しい五山月に抱かれた池田の地は、古来より人々の憧れの地であったのだろう。6世紀終わり頃にはすでに有力な豪族の存在していた証が、鉢塚古墳などの古墳として残っている。能勢街道の街道町として酒造りや炭造りで栄えたが、交通の要衝であったため何度か戦禍に巻き込まれた。それでも人々に人情の厚さは失われる事なく、呉春ら文人を惹きつけた。
![]() 室町時代から戦国時代にかけて国人池田氏の居城であった。戦乱の世にあって、何度も攻撃され数回の落城を経験している。天正2年(1574)、池田21人衆を迎え、池田城を支配していた荒木村重が、伊丹城を有岡城と改名し、拠点としたことによって廃城になったとされる。 ![]() 天守閣から宝塚線の池田駅方面を俯瞰するとダイエーの建物が見える。 しら梅に 明る夜ばかりと なりにけり 呉春(松村月渓) ![]() 大手門の奥に「てるてる家族」のモニュメントがある。2003年NHK朝の連続小説 「てるてる家族」とは昭和30~40年代の大阪・池田市を舞台に”名物肝ッ玉母さん”と多才な4人の娘の”夢と涙と笑い”に満ちた日々を4女・冬子の視点より描いた、なかにし礼氏原作の小説(女優のいしだあゆみさんのご家族がモデル)をドラマ化したもの。 四人姉妹の父・岩田春男を演じていた岸谷五郎が良かった。争い事を好まないおっとりした性格で、普段は浅野ゆうこ演ずる照子(春男の妻)の尻にしかれている「あかんたれ」だが、誰よりも思いやりのある良き父親で、私はこのドラマで岸谷五郎の演技力を見直した。それからすっかり彼のファンになったのである。 天気も良いので、家にいるのはもったいないと「非日常」を味わおうと、能勢電、阪急を乗り継ぎ「池田駅」に着いた。そう、落語「池田の猪買い」で有名な大阪北部に位置する池田市である。池田には現在2つの酒蔵しかないが、江戸中期には下り酒(江戸向けの酒)の産地として、最盛期には38軒の酒蔵があったそうだ。甘口の酒が流行っていた当時に、スッキリした味で辛口と評判をとり、一気に下り酒の名産地として名を上げたのだった。
![]() ![]() 吉田酒造の玄関である。いかにも造り酒屋と言った風情を醸し出している。杉玉が軒先に吊るされている。これは新酒が出来たことを知らせる役割を果たしている。「搾り始めました」という意味である。吊るされたばかりの杉玉はまだ青々としているが、やがて枯れて茶色がかってくる。この色の変化がまた人々に、新酒の熟成の具合を物語る。 今日では、酒屋の看板のように受け取られがちであるが、元々は酒の神様に感謝を捧げるものであったとされる。杉の葉は酒の腐敗をなおすから、杉の葉をつるすという説もある。吉田酒造の酒・「緑一」は元禄10年(1697)、加茂屋平兵衛が創業。今日に至るまで300年以上営み続けられた、知る人ぞ知る大阪・池田の銘酒である。 ![]() ![]() こちらは呉春酒造である。江戸中期の創業。蔵のある池田市はかつて伊丹とならび、 天下の銘醸地と知られ、元禄の昔から銘酒番付の上位を独占していた町であった。 「呉春」の「呉」は池田の古い呼び名「呉服(くれは)の里」に由来、「春」は中国の唐代の通語で「酒」を意味する。つまり「呉春」とは「池田の酒」の意味である。 小説家、谷崎潤一郎が愛飲した酒としても知られている。五月山からの伏流水で仕込み、甘からず、辛からず、五味の調和した酒造りをモットーとしている。 呉春は特約店にしか入らない、とても出荷数量の少ない地酒である。手に入るのが困難な酒で、それは波照間の泡盛「泡波」と同じく「幻の酒」と言っても過言ではない。 「どっちも飲んでみたいなあ」とないものねだりをする昨今である。(とほほ) < 前のページ次のページ >
|