昨年の5月に門真のAZの100円ショップでサボテン4種類を200円で買った。店員に「何でそんなに安いのです?」って尋ねたら、「大半は腐らせてしまったので、たたき売りしてます」との事。
サボテンマニアの私はこの子等(サボテンマニアはたいてい、そう呼ぶ)が不憫に思えたので、さっそく買い求めて会社にもって帰って毎日眺めた。会話もした。その子等が春先から、新しい棘をぐんぐん出し、ついに花の蕾まで出すようになったのだ。(1人の子はまだだけど)

この子の名前は「緋繍玉(ひしゅうぎょく)」 パロディア属。
原色の赤い花が房なりになって咲くのが特徴。二番花、三番花くらいまで咲き続ける。真ん中のが今年の蕾で、左の3つが去年の花の名残り。この子の棘は釣り針のようになっているので、触るとき細心の注意が要る。

いがぐり頭みたいなこの子は「紅小町」 ノトカクタス属。
やや小ぶりだが黄色い花を咲かす。去年は一番花のみ咲かしてくれたが、今年が期待。

この子は「緋花玉(ひかぎょく)」 ギムノカリキュウム属。
名前の通り緋色(赤)の花を咲かせる。去年は四番花まで咲かせてくれた。今ある蕾は2個で日に日に大きくなっている。

蕾がまだないのはこの子だけ「大統領」 テロカクタス属。
花の名残の大きいのが残っている。昨年は直径9cm近くにもなる大きな花を咲かせた実績があるのだ。
特に、中心部の真紅の部分が大変美しかった。「がんばれー!」って、毎日励ましてやっている。
サボテンの魅力は、なんといっても形の面白さ、花の鮮やかさ、丈夫で鋭い棘、管理が容易な事が揚げられる。何年も前に洗面所に置いてあったサボテンがいまだに元気なのは、なんと言ってもサボテンだから。
サボテンはもともと南北アメリカ大陸の乾燥地帯で生息している植物で、乾燥した環境に適応して水分を体の中に蓄積する構造を持っている。100円ショップの店員がサボテンを腐らせたのは、私が思うに十中八九、
水のやりすぎなのである。この時期は週に1回たっぷり水をやるが、冬場などは全くやっていなのにしっかり生きてきたのだ。
この私の彼らに対する愛情と正しい水遣りが、また今年も美しい花を咲かせてくれることだろう。