
今日から夏休みである。図書館で面白そうな本を借りていたので、一気に読み漁った。 「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」とは、なかなか度肝を抜くようなタイトルだ。「継続的にトレーニングできる人は、仕事もできる人である」ということが述べられており、ビジネスマンにこそトレーニングをしてほしい、トレーニングをしようと提案している。 内容としては、まず筋肉を鍛えるとどんないいことがあるかを提示し、一番難しいことは続けることだと説明したうえで、続けるための方法、ノウハウ、一般的なトレーニング知識、そして実際の成功や失敗事例、フィットネスクラブの選び方、目的意識の植え付け方などを解説している。 では、仕事ができる人はなぜ筋トレを継続的にするのか、できるのかという部分がポイントになる。それは仕事とトレーニングの考え方、取り組み方が根本的に同じだからである。
まず問題意識があり、現状を把握し、課題解決のためにトレーニングを位置付ける。そして目標を持って継続的に達成のために取り組む。そこには意志とスキル(具体的に仕組みに落とし込む、スケジュール管理をするなど)が必要とされる。これらをすべてクリアできる人は、当然仕事もできるだろうという話だ。
私はというと、営業車の中で信号が赤で止まっている間5キロのダンベルを毎日2~30分、休憩時間に車のシートを倒し、腹筋を3~500回を5年以上続けている。おかげで風邪もほとんどひかず健康体で、同世代の友人たちと比べて体力があるという自負もある。多少いやなことや悩みごとがあっても、ウォーキングしたり、筋トレをしていると、気持ちがポジティブになるし、自分にとってベストな体重や体脂肪率をキープできるなど、いいことばかりだ。
本書内では「筋肉はビジネススキル」というキーワードがあるが、筋肉を鍛えるとメンタル面が向上し、直感力や集中力、クリエイティビティーを高める効果があるとも書かれている。
説得力がある内容に加え、具体的な方法論まで解説されているので、読んだら翌日からすぐに始めたくなるはず。まだトレーニングに取り組んでない人にぜひ読んでほしい。