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ちょっと遅めのホワイトデー飲み会をやろうと、夕方6時にJR環状線福島駅に集まったメンバーは、前の会社の先輩M本さんとダイビングの仲間の和ちゃんと私の3人。元々は先月バレンタインデー飲み会のとき参加していた前の会社の同期の桜、A若さんも来るはずだったが、この飲み会の2日前に人事異動があって涙を飲んで不参加となった。 駅から、落語家で有名な月亭八方・八光親子ゆかりの福島聖天通りをワッサワッサと西へ歩く事7~8分、酒粕料理・辛口料理の酒蔵鍋という居酒屋に到着。ある人のブログで知ったお店で、勿論初訪問である。 「酒蔵鍋」とは一風変わった店名である。しかも酒粕料理専門店というのは日本において稀有に近いと思う。 酒粕料理といえばうんと昔、伊丹にある白雪酒蔵の「ブルワリービレッジ長寿蔵」というところで酒粕ピザをいただいたことを思い出した。 お店の外に出ていたメニューを見ると、なんと80円からアテがあり、アサヒスーパードライ中生が7時まで280円というサービスもやっている。このお店は知る人ぞ知る、知らない人は知らない福島の隠れ家的存在のまさに穴場っちゅうヤツである。 まずはいつものように、そのアサヒスーパードライでかんぱーい。ガチガチガチ、グビグビ、プッハー、う、うまあーい! 私たちが案内されたテーブルは、お店の外に突き出た感じのオープンカフェのようなオサレな空間。 「梅田にはこんなお店ないよね」と和ちゃん。「梅田にはないなあ。福島やねー、これは。しゃかりき432”の大開店もこんな感じやったよね」と私。椅子が日本酒一升瓶用のプラスチック箱というのもイケテル。 その80円のメニューの中から発注した枝豆。これが80円とは笑っちゃいます。とても垢抜けしたスタイルのいいオネエサンがキビキビと動き回って持ってきてくれる。しかも冷凍ものの枝豆でないところが私を唸らせる。う、うまあーい! きゅうり酢、これも80円。しっかり手作りの料理で80円だと赤字なんだろうなあと思いながら、「すまぬ、すまぬ」と心で言いながら、ビールのアテにいただく。う、うまあーい!お酢まで飲んでしまった。 ちくマヨ焼き、これも80円。これは大体そんなもんである。 そして極めつけは、とりきも80円。出たあー、やってくれよった!400円と言われてもおかしくない料理で、「私、鶏のレバーは苦手やけど、これやったらいけるわ、美味しい」と和ちゃん。 私も早速いただいてみる。う、うまあーい!もう1皿お替りしたくなるが、80円じゃお店の人に悪いなあというのと、まだまだええアテが発掘出来るんちゃうかと発注を控えた。 お店のそここにメニューがあった。その種類たるやハンパなく、百花繚乱。「生かき食べたーい!」 そう叫んだ和ちゃんが発注した生かき。日生(ひなせ)漁港直送、4つで380円とは、そこはかとなくリーズナブルな価格。レモンを絞って、お塩でいただく。 では、いただきまっしょい。むむー、プリップリの超大粒、う、うまあーい!なんじゃ、こりゃー!生かきは3月いっぱいしかいただけない旬のものだから、特に価値のある一品なのである。 いもサラダ280円。いわゆるポテサラというやつ。上にあられが乗っていて、いただいてみると不思議な食感がして、う、うまあーい! 「こんなポテサラ初めてや!」また、なんとビールによく合うアテなんだ。 和ちゃん発注のこのお店の真骨頂のアテ、酒粕どて煮(牛すじ)380円。 「酒粕の料理なんて、めったに食べれないわ。このお店ええ店やねー」と和ちゃんニコニコ顔。いただいてみると、懐かしいようなそれでいて斬新な、初めて味わう料理、う、うまあーい! フライドポテト280円。私はめったにこの手のものは口にしないが、たまにいただくとビールとよく合う。 かきの唐揚げ380円。「カキフライと違ってかきの唐揚げなんて、珍しいわあー。3つあるから1人1個づつ食べましょう」と和ちゃん。 いただいてみると外はバリッと、中はジューシーで、う、うまあーい! 私の発注した、あは辛唐揚げ380円。名前がユニークである。ここのオネエサンいわく、「ものすごく辛いですよ。もっと辛くするんでしたらタバスコお持ちしますけど」 いただいてみると、あは、あはからーい! ビールでお腹が膨れた私とM本さん、そろそろ日本酒の熱燗で〆ることにした。発注したのは、上撰黒松白鹿の超辛口2合960円。創業340年以上の歴史ある西宮のお酒。西宮の水、略して宮水。その宮水で作ったお酒なんである。 「熱っつー!」と言いながらMさんと私にお酌をする和ちゃん。くっくーといただく。う、うまあーい!菊正宗とはまた違った風味の辛口のお酒。 3人の会話は弾んで、1度も途切れることなく滔々とイムジン河のように続き、美味しいお料理とお酒に舌鼓を打ち、ガンガン飲みまくる3人。お店に入ったときは結構空いていたが、私たちの帰る頃には超満員になっていて、ここの店長の栗部(くりべ)さんがどんどんやってくるお客さんに「ごめんなさい、今満員なんです」と断わっているところを何度も垣間見た。駅からちょっと遠いのに、どやさこの人気。それもそのはず、お店の雰囲気、美味しくて安い料理のレパートリーの多さ、従業員の愛想の良さ。また是非訪ねてみたくなるお店の一つとなった事はいうまでもない。あ~あ、楽しかった!ようけ飲んだ! 住所 大阪市福島区鷺洲2-12-33 電話 06-6346-2940 営業時間 17:00~23:30 無休 地図
by nozawahitoshi
| 2011-03-20 10:09
| 居酒屋
|
Comments(6)
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by
佳代子
at 2011-03-20 19:27
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なかなかよさげなお店ですね。
しかも料理が80円から、しかも美味しそうときてる。 これは行かなありませんわあー、ちゅらおっさんと!
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by
かずこ
at 2011-03-20 23:29
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料理も美味しかったしここ本当によかったです。また行きましょうね!!
かずこさん、酒蔵鍋では驚嘆の連続でしたね。
宮古島の西里にある「眞丑」以来のヒットですね。 このお店は、酒飲みが喜びますので、A若さんと一緒に是非また行きましょう。 料理の多さにはホント、びっくりでした。
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by
A若
at 2011-03-21 10:39
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仕事落ち着いたら是非よろしく頼んます。
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